令和6年(2024年)7月3日より日本の紙幣が新しくなりました。
1万円札は渋沢栄一、5千円札は津田梅子、千円札は北里柴三郎に変わりました。
新しいお札の人物はいったい何をした人物なのか?まとめていきたいと思います。
目次
1万円札 渋沢栄一
日本資本主義の父
まずはみなさん大好き1万円の渋沢栄一からです。
渋沢栄一を一言で表すと「近代日本経済の父」とか「日本資本主義の父」と呼ばれています。
その呼ばれている理由は第一国立銀行(現在のみずほ銀行)をはじめ東京証券取引所など約500社を超える会社や団体の設立と経営に携わった人物だからです。
社会事業にも熱心に取り組む
渋沢栄一は明治の初めに孤児や障がい者といった社会的に立場が弱い人々を救済する施設「東京養育院」の院長を務めました。
また日本赤十字社の創設にも関わった人物です。
渋沢栄一クイズ
渋沢栄一が作った都市銀行は?
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- りそな銀行
正解!
不正解...
正解はみずほ銀行です。
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5千円札 津田梅子
アメリカに留学
津田梅子は日本人初の女子留学生です。
留学先はアメリカで梅子がまだ6歳の時の出来事でした。あの岩倉具視率いる「岩倉使節団」とともに留学しています。
その後は自らキリスト教の洗礼を受けたいと言って洗礼を受けました。
その後に日本に帰国した梅子でしたが日本人の女性の地位の低さに驚きなんとかしなくてはと強く考えるようになります。
伊藤博文の勧めで華族女学校の教授をしていましたが自分の学校を作るという強い意志を胸に再びアメリカに留学するのでした。
女子英学塾の創設
2回目のアメリカへの留学から帰国後の1900年に梅子は遂に念願だった自分の学校を創設します。それが「女子英学塾」です。
当時の日本では女性が教育を受けれる環境が少なかったので日本の歴史に新たな1ページを刻みました。
津田梅子クイズ
津田梅子の留学先は?
- 香港
- ロシア
- アメリカ
- イギリス
正解!
不正解...
正解はアメリカです。
津田梅子は6歳の時にアメリカに1回目の留学をしています。
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千円札 北里柴三郎
破傷風菌の純粋培養に成功
北里柴三郎と言えば「破傷風菌」です。
1889年に世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功しました。
翌年の1890年には破傷風菌の毒素を中和する抗体を発見しています。
更に毒素を無毒化し病気や治療が可能となる「血清療法」を開発しました。
まだ伝染病などに対してまともな対策が出来なかった当時の世界で「血清療法」は医療界に大きな貢献をしました。
慶應義塾大学医学科創設に貢献
いつ前の1万円札の肖像画である福沢諭吉が創設した「慶應義塾大学」ですがそこの医学科の創設に貢献しました。初代科長、病院長にも就任しています。
弟子には前回の1000円札の肖像画の野口英世や赤痢菌発見者の志賀潔などがいます。
北里柴三郎クイズ
北里柴三郎がした出来事は?
- 破傷風菌の純粋培養
- 黄熱病の研究
- トンネルダイオードの発明
- 中間子の存在を予言
正解!
不正解...
正解は破傷風菌の純粋培養です。
北里柴三郎は世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功しています。ちなみに黄熱病の研究は野口英世。中間子の存在を予言は湯川秀樹。トンネルダイオードの発明は江崎玲於奈です。
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渋沢栄一が作った銀行はみずほ銀行の前身の第一国立銀行です。